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レポート

2011年09月26日「フランチャイズ保育園の落し穴」

保育園・託児所を開園する場合、公的機関との調整・申請や法令の遵守が求められます。自らの手で開園することが理想ですが、経営の安定化と早期に保育園・託児所の運営を軌道に乗せることを考慮しますと専門家にサポートを依頼することも選択肢の中に入ってくると思います。今日はフランドルのような開園のサポートではなく保育園のフランチャイズ(以下、FC)につきましてメリット・デメリットを纏めてみたいと思います。

まずFCと言いますとコンビニエンスストアや飲食店で比較的取り入れられているシステムになります。そのメリットは大きく3つあります。①ブランド力②本部ノウハウの活用③物流の共通化によるコスト削減。①ブランド力は安心感を生みリピートに繋がります。②本部ノウハウの活用は在庫管理のデータベース化やユーザビリティーの向上、デザインの統一性に寄与します。③本部一括の配送が在庫を不要にします。上記2業態ではFCのメリットは明確です。逆にデメリットは本部で問題や不祥事が発生した場合に影響を受け易いと言えるでしょう。

それでは保育園・託児所でFCの場合を考えてみましょう。①ブランド力ですが子どもを預ける場合に同じ施設を長期利用する特性がある点と保育園・託児所ではサービスの優劣が人材に依存しますので本部システムのコピー化は返って現場の負担を増幅させ施設のオリジナリティーを削ぐことになりますのでメリットは少ないと言えるでしょう。②本部ノウハウが活用される機会は初期段階のみで日々のオペレーションが確立すればのFCのメリットはなくなりますので延々とFC料金を払い続ける意味を成しません。③保育園・託児所は仕入れと言う概念がない為に成り立ちません。

以上の3点より、フランドルは保育ビジネスにおきましてFCは全くメリットはなく成り立たないと考えています。また、園児の人数は季節により増減しますが、FC料金は毎月徴収される為に経営を圧迫する要因になります。初期に加盟料を支払い、その後毎月FC料金を徴収されると経営の安定が脅かされるだけでなく、職員配置や運営面で歪みが生まれることも考えられ事故に繋がります。FCに加盟するメリットとは何か、原点に返って考えてみて下さい。

保育園・託児所を開園・経営する場合、ポイントとなる項目は確かに存在します。但し、恒常的なものではなく初期段階に適切な内容とシステムで施設をプロデュースすることで大多数のリスクを回避できます。専門家のアドバイスを参考にオーナー様が適切な施設を開園することが重要だとフランドルは考えています。

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